安野修右研究室
日本大学法学部政治経済学科
研究資料
ここは色々な経緯があって入手した資料の保管庫とする予定ですが、現在は試験的に運用している段階です。
1.自民党政務調査会名簿(1960-1983)
経緯 日本大学法学部に所属されていた岩井奉信先生の資料整理の際に見つかったものです。ずいぶん貴重そうに語られるにもかかわらず、捨てる様子でしたのでもらい受けることとしました。先生が仰るには『族議員の研究』の執筆の際に利用されたデータの一つになるそうです。ただ当方では活用方法が全くわかりませんので(あるとしたら選挙制度に関する部会の構成員を調べる程度でしょうか)、必要な方は遠慮なく使ってください。 資料の特徴については、門外漢ですので正確なことはいえませんが、その時々に存在した全ての部会について、その会長からヒラの委員にいたるまで示されております。また資料には、当時の自民党職員よる誤記や土壇場での委員の移籍などに関する書き込みがあります。 電子化に際しましては、慶應義塾大学の奥健太郎先生にお願いして作成していただきました。奥先生が代表者である科研費の研究(「日本の保守政党における政務調査会の政治学的・歴史学的研究ー明治から平成まで」(研究課題/領域番号:20H01455))に当該資料が役立つとのことでしたので、共有のために資料を貸し出す際に電子化をお願いしました。どうもありがとうございました。またそれにあたり資料価値の重要性を最初に指摘して下さった慶應義塾大学の清水唯一郎先生、東京都立大学の草薙志帆さんにも感謝申し上げます。 最後に本資料の共有を許諾していただいた自由民主党さまにも御礼申し上げます。許諾に際しては、資料を丹念にご確認いただき、内容に関する重要な瑕疵(「1960年」となっている資料が実際には「1963年3月15日」の名簿と推測されること)も指摘していただきありがとうございました。